「旧市街地に行く前に、ちょっと Südstadt も見て回ろうか」
家主さんにそう言われて、「?」の無鉄砲姉妹。
Südstadt…なんだ、そりゃ?
すると、家主さんは笑いながら言った。
「Südは、ドイツ語で「南」。Stadtは「町」。つまり、ニュルンベルクの町の南側であるこのあたりをそう呼ぶんだよ」
ほほう!
「このSüdstadtは、北と比べて国際色が豊かなんだ。外国人も多くて、アジアンマーケットもいっぱいあるから、便利だよ」
へー!
確かに、明らかに外国人っぽい人たちが多い。なんとなく、アメリカの街っぽい?(行ったことないけど。)
アメリカンドラマはNCISなど大好きでよく見ているし、映画もよく見るほうだ。
そこで見るような街中の雰囲気というか、「人種のるつぼ」としか言いようのない光景が、この Südstadtには広がっている。
魅力的だ。 おもしろいところじゃないか、 Südstadt ・・・!
そんな話をしながら歩いていると、さっきとは別の公園に入っていった。
![](https://beide1012.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_4599-EFFECTS-1024x768.jpg)
「ここで、うちの子たちはよく遊んでいるよ。」
そういって、公園の入り口を進む家主さんの前に・・・!
なんと!!!
あれはリスじゃないか!!!!
「わーーーお!」
2人の声にびっくりする家主さん。
「どうしたの?」
「リスが!リスが!」
家主さん笑う。
「リスがどうかしたの?」
「私たち、人生で初めて見ました!」
「えっ!本当に?日本にリスいないの!?」
「いや・・・山とかにはいると思うんですけど、普通の町には・・・」
「へーっ!」
リスごときに驚く日本人に驚くドイツ人。
さて、こうしてリスとの遭遇に派手に驚いた無鉄砲姉妹。
しかしこれからのドイツ生活で、見飽きるほど遭遇することになるとは思いもしないのだった。。。
(まさか野良猫よりリスとの遭遇がはるかに多いとは。。。)
話しているうちに、リスはスルスルと木に登ると見えなくなってしまった。
私たちは公園の中を進んだ。
![](https://beide1012.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_1197-1024x768.jpg)
そして次に驚いたのは・・・卓球台!!!
まるで当たり前のように公園に卓球台が2つ並んでいる。
私たちが驚いているのを察したのか、家主さんが、
「あれは卓球台だよ。ラケットとボールがあれば自由に遊べるよ」と説明してくれた。
へーっ!!!!
実はこれも、ここだけのことではなく、他の公園でも何度も見かけることになる。
こんな短時間にも、いろんな発見があった。
やはり、外国なのだなぁ。
さらに奥に進むと、ここも子どもたちでいっぱい!
遊具も、日本のものとはかなり違っていて、それもまた魅力的だった。
「この公園では、ときどきイベントもあるんだよ。確か、もうすぐなにかあったと思うから、また調べたら教えるからね」
いいなあ。素敵だなあ。。。
私たちは木漏れ日のなか、遊ぶドイツの子どもたちの姿を眺めながら、深呼吸した。
![](https://beide1012.com/wp-content/uploads/2019/08/IMG_1184-1024x768.jpg)
あとから、ベビーカーを押して家主さんの奥さんもやってきた。ベビーカーにはかわいい赤ちゃんが眠っている。
「じゃ、もう少し行こうか。」
4人になって、南町散策はさらに続く。。。