綺麗な外の景色を楽しみながらの読書、お昼寝と上げ膳据え膳の楽しい時間は思いのほか早く過ぎまして・・・
お腹いっぱいのまま、私たちは無事モスクワに到着してしまった!!!
おおおおー!!!!ここはもう、ロシアなのか!!!!!
モスクワ空港、正式には「シェレメーチエヴォ国際空港」というのですね!未だに覚えてません!それ以前に、噛まずに言えない疑惑。。。
いずれにしても、無事、「モスクワ入り」したわけです。
感動しつつ、今なお実感が伴わない2人。
それでも、さまざまな表記がキリル文字になっているのを見ると、やはりここはもう日本ではないんだなあと・・・。
さて、私たちの乗り継ぎ時間は3時間ちょっと。だから、そんなに急ぐ必要もないけど、そんなに長く滞在するわけでもない。
トランジットが24時間を超えない場合は荷物は預けたままでOK!とのことなので、私たちは特に焦ることもなく、人の波に乗って移動。
ただし、心配性な2人は念のため、次の出発ゲートだけ先に探しておくことに。
しかしこれが・・・難しい。文字が読めないって、こんなに大変なんですねえ。
そもそもドイツ語はおろか、英語だってあまり得意ではない無鉄砲姉妹。
それでも、英語の表記にはまだ勘が働きます。
あ、これ、入り口っぽいな、とか、出口だなとか。
それがここでは・・・
まったくわからん。
いやあー、本当に驚きです。勘がまったく働きません。
いやいや、空港なんだから、下に小さく英語の表記があるでしょう!と。
まったく仰る通り。仰る通りなんですが・・・
なぜでしょう、上に読めない文字がドーンと書いてあると、うまく情報が脳に入ってこないのですよ。。。(←私たちが馬鹿なだけなのか?)
それでもその英語表記を頼りに何とか探すのだが―――
あれっ・・・やたら遠い??
なぜか、空港の端から端レベルで遠かった(気がした)。
え、そんなものなのか?航空券があんなに安かったからか?なんて、少しは疑問に思ったものの、それでもようやく、それらしいゲートを発見!
ほーっと一安心して、空港内を散策しました。
マトリョーシカやインペリアル・イースター・エッグなど、ザ!ロシア!なお土産物屋さんから、
これまたロシアらしい?宇宙飛行士のいるカフェまで、いろいろありました!
なんか、ロシアっぽい!!!
本当にロシアにいるみたいじゃないかー!!!!(←実際そうなのだが)
プチ・ロシア旅行をしたような気分になれました。
なお、値段は基本的に全てルーブル表記。
ドルやユーロも使えるところが多いらしいのですが、英語での質問すらビビッている私たちにはハードルが高く・・・結局外から覗いていただけでした。
(あと、ルーブルに慣れていない観光客はお釣りとかをちょろまかされると聞いていたので不安だった)
まあ、例え私たちがロシア語を使えたとしても、あんなに高価なマトリョーシカやインペリアル・イースター・エッグを買えるはずもないのですが。
―――ところで。
思いっきり写真がブレてますが、この子が何者か、わかりますでしょうか。
そうです。鳩です。これ、空港の中です。つまり、屋内です。
なのに・・・
鳩が、空港の中を闊歩しているのです!!
しかも、この1匹だけじゃない。何匹も!
正直、びっくりしました・・・。だって彼ら、
「え?ここにいて当然でしょ?何か問題が?」
みたいな感じで存在しているのです。
なお、その存在に驚いているのは観光客ばかり。
空港で働く方々はまったく気にとめていないご様子。
えっ・・・これって、当たり前の光景なの?
暫し言葉を失う無鉄砲姉妹。
これが所謂、異文化の洗礼を受けるということなのだろうか?
そんなことを呆然と考えているうちに、気づくとゲートには人がかなり集まっていました。
しかし、違和感を感じる2人。
次、飛び立って、飛行機を降りたらそこはミュンヘンのはず。
なのに・・・
なぜ、中国人観光客ばかりなのだろう。。。
たしかに、日本でも中国人観光客にはよく遭遇するけれど。
それにしたって、ドイツ人らしき人が1人もいないのはどう考えてもおかしい。
不安になった無鉄砲姉妹は、ようやく現れたゲートの受付の人に勇気を出して英語で尋ねてみた。
「この飛行機はミュンヘンに行きますか?」
「?」
「このチケットを持ってるのですが」
「ああ、これ、そもそもターミナルが違うわよ」
「へっ・・・?」
そうです。まさかの、ターミナルから間違っていました。
実際、言われたとおりのターミナルへ急いで移動すると、確かに私たちのゲートがありました。
しかもこのゲートには先ほどとは打って変わって明らかにドイツ人ばかり!
これは確実にドイツに飛ぶ、そんな、不思議な安心感が漂っておりました。
そういえば到着時、次の出発ゲートやたら遠いなーって思ったもの。
そりゃそうですよ、ターミナル、無駄に移動していたんだもの。
(となると・・・私たちが待っていたゲートは何番だったのだろう?)
いずれにしても、無事正しいゲートに15分前に到着し、事なきをえました。
そうなんです、私たち、こういう謎のうっかりミスをするのです。
だからこそ必要以上に早め早めの準備が必要なのだ!
(↑うっかりミス自体をなくすほうで努力すべきか?)
いずれにせよ、やっと見つけた見ず知らずのドイツ人たちの存在に妙に安心感を感じつつ、いよいよドイツへ飛ぶ飛行機への搭乗を待つ、コスモとテンなのでした。