帝国都市ニュルンベルクのシンボル!皇帝の城「カイザーブルク」見学①

中央市場にあるフラウエン教会の見学を終えた無鉄砲姉妹が次に向かったのは、カイザーブルク(Kaiserburg)だ!

カイザーブルクを目指して

ローレンツ教会(St. Lorenz) の塔からの眺め。奥に見えるのがカイザーブルク(Kaiserburg)

カイザーは皇帝、ブルクは城を意味することから、この城がただの城ではなく、「皇帝の城」という特別な存在であることがわかる。

そう──この城こそ、神聖ローマ帝国の帝国都市として栄えたニュルンベルクの超重要なシンボルなのだ!

中央市場のフラウエン教会から旧市庁舎(Altes Rathaus)の方に出ると、カイザーブルクまでは緩やかな(一部急な)坂になっている。

荘厳なニュルンベルクの旧市庁舎(Altes Rathaus)

右手に歴史ある旧市庁舎、左手に美しい聖ゼーバルト教会(St. Sebald)を見ながらその坂を登っていくと、カイザーブルクへと続くなかなか急な坂がある。この坂を登るとほぼ確実に息が上がるので、なかなかいい運動になる。

美しい聖ゼーバルト教会(St. Sebald)を左手に見ながら、緩やかな坂を登っていく。
ここを登っていくが、ここからなかなかキツい坂が続く。
(適当な写真を当日撮ってなかったので、秋に撮った一枚。そのため、木々が美しく紅葉している)

右側に手すりが見えるが、ここが階段になっているのでここから登る。基本的に道なりに登っていけば、カイザーブルクに入れる。

チケット売り場で入場チケットを買おう!

人の波に乗ってそのまま奥に進んでいくと、いくつもの建物が見えてくる。基本的に何も考えずにほかの人たちの後ろを追えば、いつのまにかチケット売り場に着いているはずだ!

カイザーブルクのチケット売り場

このなかで、カイザーブルク内の3つの見学スポットの入場チケットが購入できる。

カイザーブルクの内部見学+カイザーブルクミュージアムの見学のチケットは大人が5.50€で、18歳以下の子どもは入場料無料とのこと。

なお、カイザーブルク内にあるガーデン(Burggarten等)は大人も入場料はいらない。

私たちがチケットを買いに行った時のカウンターのおじさんはとても親切で、見学できる施設や見学ツアーの時間などを丁寧に説明してくれた上、写真のようにパンフレットにボールペンでわかりやすくマークもしてくれた。

カイザーブルクの入場チケットとパンフレット

上の写真の①と書いてあるのが「深い井戸(Tiefer Brunnen)」で、②が「ジンヴェル塔(Sinwellturm)」。

カイザーブルクの城内とジンヴェル塔は好きなタイミングで見学可能だが、深い井戸は見学ツアーの時間が決まっている。

(このときは次のツアー開始時間が2時だったので、2PMとおじさんが書いてくれている。)

ということで、さっそく私たち無鉄砲姉妹は「深い井戸」から見学することに。

「深い井戸」はデモンストレーションが楽しい!

見学ツアーの開始時間が近づいたら、上の写真で①と書いてある建物のドアの周辺にいよう。時間になったら、ガイドさんが深い井戸のあるこの建物の中へと案内してくれる。

この深い井戸、なんと深さ50m!これは、高さ20階建てのビルに相当するらしい。そもそもこのカイザーブルクは小高い丘の上に建っているため、地下の水脈までそれだけ掘る必要があったのだ。なんて大変なんだ・・・。

ガイドさんの案内自体はドイツ語だが、言葉がわからなくても大丈夫!なぜなら、深い井戸の深さをデモンストレーションで伝えてくれるからだ。

まずはその深さを音で感じさせてくれる。ガイドさんが水を井戸の上からバシャっとこぼすが、本来ならすぐ聴こえるはずの水が井戸の底に到達する音がなかなか聞こえない。

そしてしばらく立ってから、深ーい井戸の底でバシャーン!という音が響くのだが、これがなかなかに感動的だ!

2つ目のデモンストレーションは光によるもの。鎖で繋がれた4本の蝋燭を上から垂らしていくのだが、蝋燭がどんどん下に降りていき、鎖がどんどん伸ばされ、光が本当に小さくなっても、なかなか底に到達しない。

井戸の深さを体験的に非常によく感じられるとともに、一緒に見学している人たちと歓声をあげたり、拍手をしながら蝋燭を見守るのが、とても楽しいデモンストレーションだった。

深い井戸を堪能したら、次はそのすぐそばにあるジンヴェル塔に登ろう!

「帝国都市ニュルンベルクのシンボル!皇帝の城『カイザーブルク』見学②」へ続く!

外部リンク:カイザーブルク(ドイツ語サイト)はこちら