無鉄砲姉妹 Take Off !!
どうも、コスモとテンです。
さてさて。
いよいよ、アエロフロートの飛行機に乗り込んだ無鉄砲姉妹!!
自分たちの座席番号をすんなりと発見し、それでもきょろきょろ。
そして席がしっかり埋まり、CAさんがなにやらアナウンスを始めたところでようやく・・・
ああーーーよかったーーー。
というのも、正直言うとこの瞬間まで本当に自分の座席が予約されているのか心配だったのです!
だって、あんなに安かったし!!
まあ飛行機に無事乗れた時点で大丈夫なんでしょうが、
それでもいつCAさんに、
「あなたたちのこのチケット、無効よ」
っていわれるんじゃないかと、内心ひやひやしていました。
(THE 小心者)
それでも英語、日本語、ロシア語のアナウンスが続く中、無事、飛行機が滑走路を走り出したとき、
ああ、もうこれで追い出されることはないんだ、という安心感に包まれました。
しかし、あることを思い出したコスモ。
あっ・・・私、気圧に弱いんだった・・・!
そうなのです、コスモは飛行機に乗るたびに、尋常じゃない耳の痛みに襲われるのです。
離着陸時の激しい痛みはさることながら、そのあと3時間ほど(酷いときは丸1日)は耳に膜が張ったような違和感を覚え続けるのです。。。
前回それを体験したのは2012年。卒業旅行で飛行機に乗ったときでした。
その際に(今回もですが)1度乗り継ぎがあり、離着陸+3時間以上の耳の痛みに苦しむこととなりました。
調べると、それは「航空性中耳炎」と呼ばれるものだそう。
飛行機が高度をあげることで当然ですが航空機内でも気圧の変化が生じ、鼓膜の内側と外側の気圧差で痛みが生じるそうです・・・。
しかも、アレルギー性鼻炎があると重症化することもあるそうで・・・!(コスモは紛れもなくアレルギー性鼻炎なのです。)
一応飛行機に乗るときには、耳抜き(バルサルバ法というらしい)をやったり、飴を舐めたりガムを噛んだり、以前からいろいろ試してはいたのですが、一向に効果はなく・・・
(耳抜きに関しては鼓膜が破れそうな気がして、ちょっと怖くて気持ち程度しかやっていないのですが。)
アエロフロートでも当然痛くなるんだろうと、滑走路を走り出すと、座席の心配の変わりに新しい不安が襲ってきました・・・Oh nein!!!!
しかし・・・・・・・
あれっ?????
・・・・
一瞬、強めに重力を感じたかと思うと、スーッと上に上がっていく機体。
確かに、その後も重力は感じている。窓の外を見ると、確かに地面から浮かび上がっている。
ぐんぐんと、空に向かって上がっていく機体・・・。
たっ・・・
楽しいっっっ!!!!
そして楽しいだけで、痛くない!!!!!!!!!!
いえーーーーーい!
衝撃を受けるコスモ。
そう、このとき、コスモはいままであれほど悩まされた飛行機の離陸時の耳の痛みをはじめて感じなかったのです!!!!
ちなみに先に行ってしまうと、離陸時よりも痛くなりやすいという着陸時でさえ、耳は痛くならなかった。少しも。
そして、その後の乗り継いだ飛行機でも、痛くならなかったのだ。
テンも、コスモほどではないにしても、耳が痛くなりやすいほうだったのだが、今回はまったく痛くならなかった。
ふ・・・不思議!!!!!
そこで無鉄砲姉妹は考えた。可能性は2つ、だと。
1つ。私たち姉妹の体質が改善された説。
2つ。アエロフロートの操縦が異常に上手い説。
・・・
この仮説は、後に解決されることとなった。
約1年後、日本に帰国前に私たちは旅行でスペインに行くことになる。
そのとき、私たちはラ〇アン・エアーで行ったのだが・・・。
2人して、恐ろしい耳の痛みを覚えた。いつも通りに・・・。
そしてその直後(正確には2週間後)、帰国のために再びアエロフロートに乗った。
痛くなかった。
Q.E.D. 証明終了。
後で知ったことだが、アエロフロートのパイロットは元空軍のため、操縦の腕は超一流らしい。
私たちは次ドイツに飛び立つときも、アエロフロートを利用することになるだろう。
(※これは個人の感想で感じ方には個人差があります)