地下鉄を降りて地上に上がると、そこには小さな公園が。
輝く日差しの中、かわいい子供たちが楽しそうに遊ぶ姿に、これまでの疲れも癒される無鉄砲姉妹。。。
しかし今、ゆっくり眺める暇はない!家主さんはずんずんと先へ進んでいく!
そう、私たちはこれから3ヶ月間お世話になる部屋に向かうのだ!
駅から歩いて約3分。着いた。
想像以上の好立地。中央駅から1駅なうえ、その駅からも徒歩3分とは。
その後、そもそも地下鉄に乗らなくても、15~20分も歩けば旧市街地(街の中心地)に着くことが判明。
私たちの日本にある家とは比較にならないほどの好立地だったのだ!
(私たちの日本での家は徒歩5分→バス15-20分→JR最寄り駅という東京の田舎である)
ここ、実はあの有名な民泊サービスAirbnb で借りたのだ。
(Airbnbについて詳しく知りたい方は、本サイト内(上記リンク先)で説明しているので是非ご覧ください!)
しかも3ヶ月という長期!
プロフィールや家族写真の雰囲気がよかったのと、3ヶ月の長期空いてるということでここに決めたが、まさかこんな好立地だとは!
なんたる幸運! 「適当」って意外とうまくいくのだ。
さて。
どきどきしながら部屋に入ると、そこにはもう1人、別の男性と、アジア系の女性が。
私たちはすぐにわかった。これは、この家主さんの双子の兄弟と、家主さんの奥さんだ。
家主さんは、私たちに家族構成やその他の情報を丁寧にレポートのように送ってきてくれていた。(大学で何を学んでいたかまで!)
しかもいくつかの家族写真もついていたので、誰が誰であるかもおおよそ検討がついた。
なんともドイツ人らしい律儀さじゃないか!
そんなわけで、めちゃくちゃどきどきしつつも、ご挨拶。
こういう初対面の挨拶って、私たち無鉄砲姉妹は日本語でも苦手。
人見知りマーックス!な感じだっただろうが、「英語もドイツ語もまだできないんだー」と語学力のせいにしながら、なんとか手短に終了。。。
でも、みんな笑顔で迎えてくれたので、一安心。
家主さんはそのまま、すぐに私たちの部屋に案内してくれた。
そして、ご対面!
おおー!!素敵ーーー!!!!
写真でも清潔感のある素敵な部屋という印象だったけど、実際は想像よりも広いし、部屋の色や雰囲気が統一されていて、とてもおしゃれなのだ!!
これはいい部屋じゃないか。。。
すっかり感動。
「君たちの部屋だから、自由に使ってね!あと、足りないものがあったらなんでもいって!」
そして家主さんは、次はキッチンへ。
このお家にはキッチンが2つある。1つは大きいキッチンで、もうひとつは小さいキッチン。
そもそも私たちが借りるのはゲストルーム。
つまり、ゲスト用のキッチンがあるのだ。あ、あとトイレも私たち用のがある。これはとてもありがたかった。
小さいといっても、私たちには十分すぎるようなキッチン。
家主さんは料理は大きいほうのキッチンでしていいからね、といってくれたものの、私たちはほぼずっとこの小さなキッチンを愛用することになる。
・・・っと!台所の蛇口を見て、急激にのどの渇きを感じた2人。
そうだ、考えてみれば、もう数時間ほど水を飲んでない。
家主さんに、早速聞いてみる。
「水道水って、飲めますか?」
家主さんは、なぜかめちゃくちゃいい笑顔!
「もちろん!それに、ニュルンベルクの水は、とっても水質がいいんだ!僕は仕事で水質の調査もするから、ここの水道水も調べたんだけど、そのへんで売ってるミネラルウォーターよりも美味しいんだよ!」
へー!!!
これはかなり嬉しい話だ!
実は、私たち姉妹は水が大好き。水が不足すると強い不安を感じるほど・・・
だから、海外でいつも不安なのは「水」だった。
海外だと、場所によっては水道水は飲めない。飲めてもまずかったりする。
だから、もしドイツの水がまずかったら、ずっとミネラルウォーターを買わないといけないんじゃないかと不安に思っていた。
しかし、その必要はないようだった。
家主さんは、私たちに水をついでコップを渡してくれた。
それを飲むと・・・
めちゃくちゃ冷たい!!!
そして、うっまーい!!!!
驚いた。まったく水くさくない。
兵庫の宮水で育った我々が、美味いと思うのだから、きっと本当に美味いのだ!!
「一応、ミネラルウォーターを何本かとジュースは用意してあるから、そっちも飲んでいいからね。あと、歓迎の意味を込めて、冷蔵庫にいくつか食品も入れておいたから、自由に食べてね」
おおーっ!本当にありがとう、家主さん!!
至れり尽くせりなニュルンベルク初日。
私たちは美味過ぎるその水道水をもう1杯ずつ飲み干した。
「このあと、どうする?よかったら、少し休んでからみんなで一緒に街へ行ってみるかい?」
街へ!?つまり、ニュルンベルクの旧市街地へ!!?
興奮、それと同時に人見知りの心が激しく動揺したが、私たちは同時に答えた。
「是非とも!」
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