まだ行ってない、全ての人に伝えたい・・・
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印刷博物館の「天文学と印刷」に行こう!でないと、後悔する!!
本当は、このワーホリのブログにこの特別展のことを書くつもりは少しもなかった。
ただ友人に、「天文学とニュルンベルクだぞ!」と勧められて、
(といっても、その本人はまだ行っていないらしい)
これは行くしかないなと聞いた翌日、さっそく出かけた次第だ。
「まあ、いってみるか。」
・・・そんな程度のだった。
なのに!!!!!
どストライクだった。
もう、到着したときからテンションが上がりっぱなし!
実を言うと、既に10年以上東京に住んでおきながら、印刷博物館なるものが東京にあることを知らなかった。
ましてや西洋中世史・文化史を学んでいると自ずとその名を知ることになる樺山紘一さんが館長を務められているだと・・・!?
そしてエントランスに足を踏み入れると、受付の横で目に飛び込んでくるのは―――
美しすぎるフライヤー!!!!!
いやぁ、もうさすが印刷屋さんとしかいいようのない、素晴らしい完成度!!!
無料で貰ってもよいのか、躊躇するほどの出来栄え。
・・・でも、ちゃっかり3種類いただきました笑!!
「ん、3種類?」と思われるかもしれません。
じつは、このフライヤーにはさらに素敵な仕掛けが!
こうしてこのように並べておくと―――
あら素敵!大きなポスターになっちゃいます!!
素敵なパズルです。どうもこれは8枚で完成する模様。
しかし残念ながら、私たちが見つけられたのは3枚だけ。。。
たぶん別の場所においてあったんだと思うが、見つけられず。
でも、1枚1枚が美しいので、どれを貰えてもほくほく嬉しい気持ちになりますね。
図録に魅せられて・・・
さて。受付を過ぎるとすぐに見えてくるのは、ミュージアムショップ。
これがまた堪らない!!!!
普段は、私たちは全ての展示を見てから、
「ああ、この展示が良かったな、絵はがき、買うか。」
「図録も見てみよう。うん、特に見忘れたものはなさそうだ。高いから買えないな」
というのが常なのだが。
今回は―――
それができなかった!
まだ展示を見ていないにもかかわらずミュージアムショップへ足を踏み入れてしまったのだ。
それというのも、その店の正面に置いてある「図録」が、あまりに素晴らしくって!!!!
もう、装丁からどツボでした。
銀に黒字のケースから取り出すと、
黒に金字の箔押しで幾何学図形に天球図だと・・・!?
う・・・美しすぎる!!!!!
今まで知らなかったが、箔押しにはホットスタンプとコールドフォイルという異なる技法があるらしく、
従来のホットスタンプは「熱」でもって用紙に箔を圧着させるため、どうしても凹みが生じてしまうらしい。
しかしコールドフォイルは糊で箔を用紙に定着させる。
そのため、凹みが生じない上、そのまま上からカラー印刷が可能となり、金や銀といった単純な色だけではなく、さまざまな色彩の箔押しが可能となるとのこと!
今回この図録、こちらのコールドフォイルで製作されているそうで、美しい滑らかな表面と、色彩豊かな箔押しが黒い紙面の上で輝いて、うっとりと見惚れてしまう美しさ。
のみならず!!!
図録自体の素晴らしさ!!!!!
なにより、箔押しの「第2章 出版都市ニュルンベルク」というページを見て卒倒しかけた。
こんなの・・・こんなの反則じゃないか!?
ニュルンベルクの特集・・・だと!?
それも約50ページにわたって!!なんと豪勢な!!!!!
こんなことされたら・・・
買うしかないじゃないか!!!!
これが印刷博物館の実力か・・・。
御見逸れ致しました!!!!!
まるで宇宙空間!世界観を体現した展示スペース
ミュージアムショップで買い物を済ませ、受付へ。
入場料は大人1人800円!リーズナブルですねえ。
ちなみに学生500円、中高生300円、小学生以下無料とのこと!
満を持して入館すると・・・
「わぁ・・・」
と思わず声が漏れる美しさ。
中は撮影禁止だったためお見せできないのが残念ですが、「天文学」という世界観にぴったりの美しい内装!!
そして並べられた古く貴重な書物たち―――。
なんて美しい・・・!
まるで、宇宙空間で天文学の秘蔵の書物を覗き込むような感覚。
さらには、場内のビデオ上映スペースにてニュルンベルクの映像が流れているではないですか!
ポーランド人であるコペルニクスの『天球の回転について』が、なぜドイツの都市ニュルンベルクで最初に出版されたかを解説する、興味深くわかりやすいビデオでしたが・・・
見慣れたニュルンベルクの町の一角一角が映るたびに、嬉しさと懐かしさが込み上げてきます・・・。
そして、我らが敬愛するアルブレヒト・デューラーが携わった天球図なども。
ゲルマン国立博物館で見てきたのと同じものが、ここ日本で展示されているということも感銘深く。。。
「ああ、君たちは遥々ニュルンベルクから来てくれたんだね」
なんて、妙に嬉しくなってしまった。
その他にも想像以上の数の展示品とそのそれぞれの素晴らしさに圧倒。
もう、一生ここにいたい!!!!!
ここなら住める気がする。いや、住みたい!住ませてくれ!
しかし残念ながら別の予定(本当はこの予定があったから都心にでてきたのだが)の時間が差し迫ってきたため、後ろ髪を引かれる思いで印刷博物館をあとにしたのだった。
なお、本特別展は2019年1月20日(日)までとのこと!
行って後悔はない!いや、むしろ行かねば後悔するレベルの素晴らしすぎる特別展です!
まだの方は是非!私たちも最終日までにはもう1度行ってしまうかも!?
印刷博物館:企画展示 > 天文学と印刷 新たな世界像を求めて
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