どうも、コスモとテンです。
さてさて。
前回はこんな感じで機内食を満喫したコスモとテンです。
コスモも食への情熱はすごいほうですが、テンのそれはコスモの遥か上をいくもの。
テンのその情熱にコスモが唖然とすることもしばしばです。
さて、そんな2人が最初の食事のあと、残ったペーパーナプキンであるものを作りました。
それがこれ。
鶴です。
日本人なら誰でも作れるであろう、ふつーの折り鶴です。
実は私たち、これを渡したい人がいた。
それは・・・
給仕してくれたCAのおじさん!!
ロシアの人ってなんか恐そうだな・・・なんて、勝手なイメージを持っていたのですが、この人は最初からとても愛想が良かった。
恰幅もいいので、なんとなーくサンタさんぽくも見えた。
そんなサンタさんからコーヒーをいただいたり、食事を持ってきてくださったり、いろいろしてもらっていると、なんとなくお礼をしたいような気持ちになってきました。
そんなわけで用意したのがこの折り鶴でした。
・・・
完成して、冷静になってみると、ちょっとお礼に渡すほどのものでもないような・・・
なんだか急に恥ずかしくなってきた無鉄砲姉妹。
そんなわけで堂々と渡すのもどうかなのかなぁと思ってしまい、トレーにちょこんと(というには大きいか?)のせて、さりげなーく置いておきました。
2度目の食事の後、再びトレーの回収に来てくれたおじさん。
鶴を乗せたままトレーを返却した私たちは、ちょっと目で合図しつつも、特に何も言えなかった。。。
しかし、サンタさんは何かを察してくれました!
「おお!これは私の友達だ!」
そういうと、持ち上げたトレーから赤い鶴だけそっと手に取り、機内食回収のカートの一番上に置くと、とても素敵な笑顔を私たちにくれました。
ただの折り鶴なのにそんな素敵な対応をしてもらって、私たちは単にうれしい以上の、温かい幸せな気持ちになりました。。。
とーっても優しいCAのサンタさんとの出会いではじまったこの二人旅。
これは幸先良さそうだと思った、コスモとテンなのでした。
あ、ちなみにこのサンタっぽいCAさんのほかに、美人なCAさんたちもいっぱいいました!赤いユニフォームが皆さんすごく似合っていた・・・
なお、こちらも噂やイメージと違って愛想もいいし、どなたも全然恐くなかったです(笑)
ところで折り紙について。
こんな経験を最初にしたからでしょうか。
実は、これで気を良くして、その後も私たちはことあるごとに折り紙に頼るようになってしまったのですが―――
でも私たちの場合、それが正解だった!
というのも、本来シャイな私たちにとって折り紙はいい話のきっかけとなり、優れたコミュニケーションツールとなったのです。
折り紙はその後のドイツ生活においても、大いに役立ってくれたのでした。
一芸は身を助ける、とはよく言ったものですよ・・・。